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探海灯
「探海灯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
探海灯の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「満韓ところどころ」より 著者:夏目漱石
続いた山を掘り割ったように岸が聳《そび》えていて、その上に砲台がある。あすこから
探海灯《たんかいとう》で照らされると、一番困る。まるで方角も何も分らなくなってし....
「橋」より 著者:池谷信三郎
プロマイドを取りだして眺めた。屋上に高く聳えた塔の廻りを、さっきから廻転している
探海灯が、長い光りの尾の先で、都会の空を撫でながら一閃するたびに、クララ・ボウの....
「話の種」より 著者:寺田寅彦
抵みな腹の方ばかりにあるので、深海の底を照らしながら食餌を捜し歩くには都合のよい
探海灯の用をするのだろうと思われる。 (明治四十年十月二十一日『東京朝日新聞』)....