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「探知〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

探知の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
或る女」より 著者:有島武郎
社の体面にも影響する由々《ゆゆ》しき大事なり。事の仔細《しさい》はもれなく本紙の探知したる所なれども、改悛《かいしゅん》の余地を与えんため、しばらく発表を見合わ....
地球発狂事件」より 著者:海野十三
には今も明るく外へ光を出している飾窓のようなものがあるのだ。さきに、超音波の方向探知機で探しあてたものは正にこれに違いなかったし、そして当時想像していたよりも実....
国際殺人団の崩壊」より 著者:海野十三
せんか」 「そういうことを今あなたと議論しようとは思いません。それは、わが陸軍の探知し得た信用の出来る情報です。だが、考えても御覧なさい。×国は三十年も前から仮....
三十年後の世界」より 著者:海野十三
なものも用意してあるんですね」 「そうだ。それに、本艇には隕石を警戒している隕石探知器というものがあって、隕石が降ってくると、千キロメートルの彼方で早くもそれを....
怪星ガン」より 著者:海野十三
てゆきます」 まずはじめに、テレビジョンでそれを見つけた。すぐさまレーダーでも探知してみると、なるほどギンネコ号は、さっきまでこっちの九艇の中心あたりにいたの....
怪塔王」より 著者:海野十三
はかったかということについて、報告をつづけています。 「塩田大尉、その方角は方向探知器の目盛の上にあらわれました」 「どっちだ、その方角は」 と、大尉は地図を....
空中漂流一週間」より 著者:海野十三
、午前三時に月が出るのであります。それまではE式|聴音器で、敵機のプロペラの音を探知します」 「ふむ、それは御苦労なことだ。では、しっかり頼むぞ」 田毎大尉は....
大宇宙遠征隊」より 著者:海野十三
か」 「はい。大体見当はついております」 「今の最後の無電をうってきたとき、方向探知器で、その電波の発射位置をたしかめて置いたか」 「は。それはとうとう間に合い....
太平洋雷撃戦隊」より 著者:海野十三
艦ハ唯今、×国ノ商船隊ト覚シキモノヨリ発シタル無線電信ヲ受信シタリ。ヨリテ方向ヲ探知スルニ東南東ナリ。警戒セヨ」 「うむ」 艦長は呻りました。 「いよいよ出あ....
一九五〇年の殺人」より 著者:海野十三
ガランの中に拾い集めて、本庁の手術室へ送って呉れ。……あとは犯人探しだ。さあ方向探知器を持ってこい。こうやって目盛を合わせて、釦を押せばいい。ウム、出たぞ出たぞ....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
やどやとこっちへやってくる人の足音。 「どうしても、この付近だ。わが英国製の方向探知器に狂いはないんだ」 「よし、そんなら部屋を壊してもいいから、徹底的にしらべ....
十年後のラジオ界」より 著者:海野十三
』も、ラジオ的に理屈のあるものなのかい。」 「勿論さBさん。『嗅ぐ鼻』は無線方向探知器の発達したもの。『見る眼』は光電受信機の発達したるものなのサ。これ等も十年....
瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
て診察を求めたるやというに、診察とは口実のみ、公使はかねて浅田が小栗に信用あるを探知し、治療に託してこれに親しみ、浅田を介して小栗との間に、交通を開き事を謀りた....
甲州郡内妖怪事件取り調べ報告」より 著者:井上円了
の談話とに基づき、前後の事情より推測して考定したるものなれば、いまだ十分の事実を探知したるものというべからず。かつ、故意的妖怪とする以上は、当人自ら明言するにあ....
妖怪報告」より 著者:井上円了
りし。これをもって、父のさきに訪問せし某の家に人を走らせ、つまびらかにその情況を探知し、かつその途次、逐一審査すれば、全く出発の即日帰路の変事にして、近傍途次に....