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「接頭語〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

接頭語の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
惜別」より 著者:太宰治
ぶそうとする傾向が生れて来たのです。だから、支那では、忠孝とは言っても、忠は孝の接頭語くらいの役目で添えられているだけで、主格は孝のほうにあると言っていいのです....
比較言語学における統計的研究法の可能性について」より 著者:寺田寅彦
たとえば両国語の適当な語彙から比較に不適当な分子、たとえば本質的でないと思わるる接頭語、接尾語などを整理し(もちろんこれにはある仮定を要するが、それが tent....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
と云っているが、季節も初夏らしくない。ウラサブルは「心寂しい」意。サマネシはサは接頭語、マネシは「多い」、「頻り」等の語に当る。ナガラフはナガルという良行下二段....
言葉の不思議」より 著者:寺田寅彦
クロアチアも同じ)、チェッコの hlava, ズールの inhloko(in は接頭語)等いずれも「カラワ」と音が近い。 またこれらは子音転換によれば前述のk....
だいこん」より 著者:久生十蘭
なく国籍を剥奪されてしまったから、フランス人はフランス人でも Ex(前の)という接頭語《プレファックス》のつく亡霊のような存在なんだ。そういう人物が書いたもので....
詩語としての日本語」より 著者:折口信夫
もあるのであるが、詩語として承け渡した詩人たちは「こがる」と言う焦心を表す語に、接頭語あのついたものと感じた為に、「あこがれ」の方ばかり使った。これは、王朝に著....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
のである。それからなお多くの府県を見渡しても、今日のいわゆるスズメのために、特に接頭語を副えて他の小鳥と区別することを必要としたらしい形跡は幾らもある。その著し....