控邸[語句情報] » 控邸

「控邸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

控邸の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
蠅男」より 著者:海野十三
その前をズンズン通りすぎた。そして、やがて彼が足早に入っていったのは、池谷医師の控邸だった。それは先に、糸子が訪れた家であり、それよりもすこし前、池谷医師がお竜....
釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
て措き、近ごろ見物の大舞台であった。 月は落ちて明けの七つ。 伊達若狭守殿の控邸について、帰路《かえり》を急ぐ親分乾児、早い一番鶏の声が軽子河岸《かるこがし....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
比にあらず。家族はウスベリを敷きて、日本服を着し、その上に団座す。帰路、某富豪の控邸に入り、純然たる日本建築を見る。数万円を費やせりという。午後、赤井氏の宅を訪....
こがらし」より 著者:岩本素白
の大きな寺の塔頭の一つであったのだろうが、それは或る大名の菩提所で、今は其の家の控邸になって居て、乳鋲のついた扉のある大きな開き門をはいると、境内はかなり広く、....