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推参者
「推参者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
推参者の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「梓川の上流」より 著者:小島烏水
る、風に撓《た》められて「出」字状に臂《ひじ》を張った枝は、屈《かが》めた頭さえ
推参者めがと叱るように突き退ける、栂の黒色の幹が、朽ちて水の中に浸っている、大方....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
奪った退屈男、斜めに体をとばして、側面へぬけるや、きっと構えて大喝一声――。 「
推参者めッ。主水之介と存じながら、この三カ月傷に鼠泣きさせたいかッ」 その神速....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
すなわち本邸から続いたところの入口が、スーッと外から押し開かれる。 執拗千万な
推参者、ここまで淫魔めがあとを追うて来おったか! 兵馬は居合腰に構えたまま、心の....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
苦しさと一緒にこみ上げてきました。いわんや年もゆかぬ小童《こわっぱ》、見も知らぬ
推参者にかかる無礼を加えられては、死んでも弱い音《ね》は吹けないのが神尾としての....