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「推薦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
推薦の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「羅生門の後に」より 著者:芥川竜之介
同時に、褒めて貰《もら》った始めである。
爾来《じらい》程なく、鈴木三重吉氏の
推薦によって、「芋粥《いもがゆ》」を「新小説」に発表したが、「新思潮」以外の雑誌....
「或敵打の話」より 著者:芥川竜之介
家の番頭《ばんがしら》に陞《のぼ》っていた内藤三左衛門《ないとうさんざえもん》の
推薦で、新知《しんち》百五十|石《こく》に召し出されたのであった。
ところが寛....
「星座」より 著者:有島武郎
、……その……何んとかいったなあもう一人の養子は……何んとかいった、それにわしが
推薦《すいせん》したのがもとになったんだ。それをおみさ(と今度は母の方に)今日会....
「三の字旅行会」より 著者:大阪圭吉
けに条件も一寸面倒臭く、いま云ったような資格者で、その地方にあるその会の支部長の
推薦がなければならないのであった。なんでもその支部長というのも、その地方ではかな....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
りたい」などと云っていた。高秀庭はその勤勉が管理部の眼にもとまり、私たちの方でも
推薦して苦力頭の一人に採用されたからである。苦力頭は軍隊使用の苦力らの取締役のよ....
「青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
、僕の家内というのがまたちょっと見つからない。いや、今までにも二、三人の候補者を
推薦されたが、どうも気に入ったのがないんでね。なにしろ、僕の家内という以上、どう....
「不沈軍艦の見本」より 著者:海野十三
入ったかね、ルーズ君」 「いや、大気に入りだ。余は金博士を今日只今、名誉大統領に
推薦することを全世界に宣言する」 「大きなことをいうな」 「そして金博士に贈るに....
「宇宙尖兵」より 著者:海野十三
に対していいたいことはいくつか持っていた。その一つは、魚戸こそ僕をリーマン博士に
推薦し、僕の青春を鋳潰す計画をたてた発頭人ではないか、それを正したかったこと、そ....
「政治に関する随想」より 著者:伊丹万作
立せしめる基礎を候補者自身の意志に置く現行の法規を改め、これを候補者以外の多数の
推薦者の意志に置くことに改め、候補者自身は選挙費用として一銭の支出も許さぬことに....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
だからだと思った。 しかし、後にファラデーが人に話したのによると、デビーはこの
推薦書を下げろとファラデーに言った。ファラデーは、自分が出したのではない、提出者....
「画筆に生きる五十年」より 著者:上村松園
「花がたみ」文展第九回出品(二等賞) 同 五年 「月蝕の宵」文展第十回出品(
推薦) 同 七年 「焔」文展第十二回出品「天人」 同 十一年 「楊貴妃」帝....
「J・D・カーの密室犯罪の研究」より 著者:井上良夫
離よりの殺人として、探偵小説の歴史に現われている素晴らしい短篇小説の一つをここで
推薦しておこう(実際この作品は、トーマス・バークの『オッターモール氏の手』やチェ....
「感応」より 著者:岩村透
な、かの噴火口の夜景が得意のものであった。この人は彼地有名の銀行家ビショップ氏の
推薦により、特に布哇出身の美術家を養成する目的で、この巴里の美術学校へ送られたの....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
、全で対手にしてくれない、」と度々不平を洩らしていた。 二葉亭を海軍編修書記に
推薦したはやはり旧友の一人たる鈴木某(その頃海軍主計大監)の斡旋であった。鈴木は....
「明治の文学の開拓者」より 著者:内田魯庵
ある。文部大臣が三君の中先ず第一に坪内君を擢んで報ゆるに博士の学位を以てしたのは
推薦者たる大学もまた坪内君の功労を認めざるを得なかったのであろう。下らぬ比較をす....