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措大
「措大〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
措大の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
事に東から出て、無事に西へ入るのも全く実業家の御蔭である。今まではわからずやの窮
措大《きゅうそだい》の家に養なわれて実業家の御利益《ごりやく》を知らなかったのは....
「西湖主」より 著者:田中貢太郎
に、どうしてこんなに富貴になったかね」 陳は笑って言った。 「君は依然として窮
措大だね、まだ世に出ることができないね」 梁は言った。 「さっき、君と酒を飲ん....
「口笛を吹く武士」より 著者:林不忘
者が引き取って、こちらへおつれ申すとき、兄者は何といわれた。」 「四十余年、老|
措大《そだい》――ってなことでも、口ずさんだかな。よく覚えておらん。」 「これか....
「魚玄機」より 著者:森鴎外
の倡家の一つである。玄機が詩を学びたいと言い出した時、両親が快く諾して、隣街の窮
措大を家に招いて、平仄や押韻の法を教えさせたのは、他日この子を揺金樹にしようと云....
「近世快人伝」より 著者:夢野久作
にし合った往年の英傑児同志が、一方は天下の頭山翁となり、一方は名もなき草叢裡の窮
措大翁となり果てたまま悠々|久濶を叙する。相共に憐れむ双鬟の霜といったような劇的....