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掬い網
「掬い網〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
い奴が跳ねあがったと見えるぞ。」 平助はそこにかけてある蓑を引っかけて、小さい
掬い網を持って小屋を出ると、外には風まじりの雨が暗く降りしきっているので、いつも....
「鯉」より 著者:岡本綺堂
不忍の池から流れ出して、この川筋へ落ちて来たのを、土地の者が見つけて騒ぎ出して、
掬い網や投網を持ち出して、さんざん追いまわした挙句に、どうにか生捕ってみると、何....
「遁走」より 著者:葛西善蔵
してそうした大きな鯉の場合は、家から出てきた髪をハイカラに結った若い細君の手で、
掬い網のまま天秤にかけられて、すぐまた池の中へ放される。 私たちは池の手前岸に....