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「掲ぐ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

掲ぐの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
新日本の進路」より 著者:石原莞爾
界にわたる未開發地域援助方策等は、それ自身が大なる統制主義の發現に他ならぬ。その掲ぐるデモクラシーも、既にソ連の共産主義、ドイツのナチズムと同じきイデオロギー的....
聖書の読方」より 著者:内村鑑三
にせる福音書」と称えらるる路加伝が来世と其|救拯と審判とに就て書記す事は一々茲に掲ぐることは出来ない、若し読者が閑静なる半日を選び之を此種の研究に消費せんと欲す....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
夜子供のため、凧に絵をかく。矢の根五郎を鳥居清忠の手本によりてうつす。 ◯国旗を掲ぐ。 ◯畏くも詔書慎発。民主々義を宣せらる。 一月二日 ◯快晴。 ◯自分の部....
近時政論考」より 著者:陸羯南
当時における最近諸論派の関係とす。 論派たる価なしといえども通俗の便としてなお掲ぐべきものあり、いわく大同論派、いわく自治論派、この二論派は実に論派として掲ぐ....
愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
人とが繋り合うのに最もふさわしき要件である。今の世の人間同士の孤立は、一つはその掲ぐる口実と正反対に傲慢と、そして何よりも愛の欠乏からきているのである。すなわち....
宝島」より 著者:佐々木直次郎
、切詰めたる定量にて十日間の糧食を携えて、本日上陸し、宝島の丸太小屋に英国国旗を掲ぐ。船主の従僕、非海員トマス・レッドルース、叛徒に射殺さる。船室給仕ジェームズ....
妖怪学」より 著者:井上円了
なりという。 その他、世間に伝わる種々のマジナイのうち、左にそのおもなるものを掲ぐ。 (二)歯のいたみをたちまちとむる呪術 その法は、桃の枝の東へむき....
妖怪報告」より 著者:井上円了
報知ありし奇夢事実ならびに解釈は、奇夢研究の参考となるべきものなれば、その全文を掲ぐ。 客年十二月中のこととか、友人の家に雇い入れおきし男、夜中しきりにうなさ....
迷信解」より 著者:井上円了
に克つものとするの類にて、相生の方を吉とし、相剋の方を凶としてある。左にその表を掲ぐ。 ┌木 生 火 ┌水 剋 火 │火 生 土 ....
妖怪玄談」より 著者:井上円了
た、肥後国益城郡、柴垣氏の報知によるに、やや以上の仕方と異なるところあれば、左に掲ぐ。 (前略)女竹三本を節込みにて鯨尺一尺四寸四分にきり、これを上より全長の十....
越中劍岳先登記」より 著者:柴崎芳太郎
と同じく、おかしく感ぜらるれど、ともかくも登山史上特筆する価値あれば、左に全文を掲ぐ(K、K、) 余は三十六年頃より三角点測量に従事して居ますが、去四月二十四....
間人考」より 著者:喜田貞吉
等五十二町七反 経師七反 紙工二反 傀儡師壱町(以下所謂道の者なる雑職人十五を掲ぐ) とある「半人」はハシタビトと読むべきもので、殿暦に「半物」とあるに同じ....
サンカ者名義考」より 著者:喜田貞吉
はその一部たる漂泊生活の最落伍者の称呼となったものと解せられるのである。なお次号掲ぐる奈良坂清水坂両所非人の悶著に関する研究を参考されたい。....
西航日録」より 著者:井上円了
からず。 シナの市街中、最も余輩の目に触れたるものは、卜筮、人相、方位の看板を掲ぐる店のすこぶる多き一事なり。シナ人は上下を論ぜず、吉凶禍福みなこれを卜筮に問....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
や平穏に復す。暑気強からざれば、食堂において礼拝式あり。左に船中所詠の五言絶句を掲ぐ。 大西洋漠漠、尽日只看、風濤枕上聞。 (大西洋はひろびろとして、一日中ただ....