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掲出
「掲出〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
掲出の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「一円本流行の害毒と其裏面談」より 著者:宮武外骨
強硬の談判を受けて逃げ隠れるもあり、示談金を出してアヤマルのも多い、諸新聞紙上に
掲出された岩波書店の被告事件などは表沙汰の一例に過ぎない 其一例とは、往年大倉書....
「支倉事件」より 著者:甲賀三郎
にも稀な世にも恐ろしい彼の半生の出発点ともなったものであるから、こゝにその概略を
掲出して、断罪の項を終ろうと思う。 この上願書は半紙に凡そ二十二枚、いと細々と....
「甲賀三郎氏に答う」より 著者:夢野久作
心無恥な、唯物功利道徳が生むところの社会悪に向って潜入させ、その怪奇美、醜悪美を
掲出し、そのグロ味、エロ味の変態美を凄動させ、その結論として、その最深部に潜在す....
「不尽の高根」より 著者:小島烏水
をすえたのが、富士山であったことは、初代|一立斎広重の『絵本江戸土産』初篇開巻に
掲出せられて、大江戸の代表的風光として、知られていたのであった。私が二、三日前、....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
、案外の誤訳がないとは限らない。謹んで識者の叱正を俟つ。 一、同一の説話が諸書に
掲出されている例は少なくない。甲に拠るか、乙を探るか、時代の先後によるか、その採....
「在学理由」より 著者:豊島与志雄
り、文章にも所々怪しいところがあったが、大体次のようなものである。――尤も、茲に
掲出するからには、作意が主で技法はどうでもよいことであるからして、吉村がそれに加....
「暗号数字」より 著者:海野十三
―― □9□□ □74□ ※ハ大阪市新世界「アシベ」劇場内ニ
掲出ノ「ロビンフッド」ノポスターノ右下隅。星印アリ これで見ると答の二桁目が出....
「美の日本的源泉」より 著者:高村光太郎
本美の諸要素に貫かれて、まったく他の如何なる国土にもない美を顕現している。写真に
掲出した画面は西方|阿弥陀浄土の一部であり、本尊阿弥陀仏の脇侍、向って右側の多分....
「郷愁の詩人 与謝蕪村」より 著者:萩原朔太郎
すい詩人であった。したがってまた類想の句が沢山あるので、左にその代表的の句数篇を
掲出する。 今日のみの春を歩いて仕舞《しまい》けり 歩行歩行《ありきありき》も....
「国号の由来」より 著者:喜田貞吉
たが上に、さらにその倭国を以て倭奴国なりと誤解し、旧唐書が倭と日本とを別国として
掲出する場合においても、なお少からず彼此を混同し、また日本を以て「もと小国」など....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
、この書、題して『政教日記』と称するも、もっぱら宗教と風俗とに関したる事項のみを
掲出せり。しかして、各国の政教関係論にいたりては、他日別に編述することあるべし。....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
みたところ、幸いに、その原文を録しておいたので、写真はないが、内容だけを、ここに
掲出しておく。 〔宮本武蔵書状〕 尚々、此与右衛門儀、御国へも可参候間、被成....