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掻き切る
「掻き切る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
はこうしてと言って、血相が変って口が利《き》けないのを手で補って、咽喉《のど》を
掻き切る真似《まね》をしたのですから、備前屋の主人は仰天《ぎょうてん》しました。....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
は出来ぬ筈である。 そればかりではない、なお、入念に改めてみると、鎌形に咽喉を
掻き切るまえに、切尖《きっさき》がすこし戦《そよ》いだような、すこし切尖を違えた....