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掻練
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「源氏物語」より 著者:紫式部
していらっしゃるの」 と言った。 「いいえ寒い霜の朝にね、『たたらめの花のごと
掻練《かいねり》好むや』という歌のように、赤くなった鼻を紛らすように赤い
掻練を着....
「源氏物語」より 著者:紫式部
お方様、お人違いではありませんか」 と言う。田舎《いなか》風に真赤《まっか》な
掻練《かいねり》を下に着て、これも身体《からだ》は太くなっていた。それを見ても自....
「源氏物語」より 著者:紫式部
いと思われたが、それはここだけのことで、着手が悪いからである。陰気な黒ずんだ赤の
掻練の糊気の強い一かさねの上に、贈られた柳の織物の小袿を着ているのが寒そうで気の....