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揉みくた
「揉みくた〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
揉みくたの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「石狩川」より 著者:本庄陸男
は喧《やか》ましい話しごえが沸《たぎ》り立って、はるか下座のこの老人の言葉などは
揉みくたにされていた。
誰にも聞きこまれないうち消えていた。はッと周囲を見まわ....
「猫の穴掘り」より 著者:寺田寅彦
が出来てその垣根から大小色々な無数の手が出てうごめきながら商品をつまぐり引っぱり
揉みくたにしている。どの手の持主がどの人だかとても分からない。大量|塵芥製造工場....
「雪柳」より 著者:泉鏡花
んだ、もじゃもじゃした胸毛も、腋毛も、うつくしい、情ない、浅間しい、可哀相な婦を
揉みくたにして、捻込んだように見えて、毛の生えた方も、白い方も、そのまま瞼にちら....