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提ぐ
「提ぐ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
提ぐの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「天守物語」より 著者:泉鏡花
頭をあげつつ、すっくと立つ。黒髪乱れて面凄し。手に以前の生首の、もとどりを取って
提ぐ)誰の首だ、お前たち、目のあるものは、よっく見よ。(どっしと投ぐ。) ――討....
「海神別荘」より 著者:泉鏡花
下髪の女房。旅扮装。素足、小袿に褄端折りて、片手に市女笠を携え、片手に蓮華燈籠を
提ぐ。第一点の燈の影はこれなり。黒潮騎士、美女の白竜馬をひしひしと囲んで両側二列....
「悪獣篇」より 著者:泉鏡花
上に、これを台にしていたのであった。 時に、釣れましたか、獲物を入れて、片手に
提ぐべき畚は、十八九の少年の、洋服を着たのが、代りに持って、連立って、海からそよ....