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提携
「提携〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
提携の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
だかつてなかった大戦争を継続しております。しかしこの戦争も結局は日支両国が本当に
提携するための悩みなのです。日本はおぼろ気ながら近衛声明以来それを認識しておりま....
「新日本の進路」より 著者:石原莞爾
を完成するに相違いない。我等は國共いづれが中國を支配するかを問わず、常にこれらと
提携して東亞的指導原理の確立に努力すべきである。この態度はまた、朝鮮新建設の根本....
「河明り」より 著者:岡本かの子
り割りを通って神田区に入り、両国橋の北詰で隅田川に注ぐまで、幾多の下町の堀川とも
提携する。 東京の西北方から勢を起しながら、山の手の高台に阻まれ、北上し東行し....
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
は、当時日本の社会主義同盟に加わっていた事実の通り、無政府主義者と共産主義者との
提携の可能を信じ、またその必要をも感じていたが、各々の異なった主義者の思想や行動....
「農民文学の問題」より 著者:黒島伝治
におッかぶせられて餓死しないのがむしろ不思議な農民の生活、合法無産政党を以て労農
提携の問題をごまを突破して真に階級性を持った
提携に向って進んでいる貧農大衆の闘争....
「三十年前の島田沼南」より 著者:内田魯庵
巧みに撃退されたのは我々通り一遍の面識者ばかりじゃなかった。沼南と仕事を侶にした
提携者や門下生的関係ある昵近者さえが「復たユックリ来給え」で碌々用談も済まない中....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
来疎縁となった同窓の実業家連と盛んに交際し初めて、随分|待合入りまでもして渠らと
提携する金儲けの機会を覘っていた。が、二葉亭の方は心の底から真剣であっても、対手....
「二葉亭追録」より 著者:内田魯庵
心持でいた。 『浮雲』以後は暫らく韜晦して文壇との交渉を絶ち、文壇へ乗出す初めに
提携した坪内博士とすら遠ざかっていた。が、再びポツポツ翻訳を初めてから新聞雑誌記....
「「日本民族」とは何ぞや」より 著者:喜田貞吉
るか。余輩は考古学者・土俗学者・人類学者・社会学者、その他の専門諸学者の研究と相
提携して、読者諸賢とともに、これを攻究してみたい。 先住土着の民族の綏撫同化の....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
をするにあたっては原水爆反対、沖縄返還、軍事基地反対、憲法擁護などの運動と密接に
提携してすすめる。第四、わが党は労働組合、農民組合、青年婦人団体、各経済・文化・....
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
ラシーの友として迎えるのである、将来は世界のデモクラシーを擁護する立場において相
提携したい」と述べられた。これらは戦争を割切った人達である。 しかし一方には、....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
妹の各々が、お互いに頼らず、まず自分を修め、自分を救い、それから他に及ぼし、相|
提携て団欒するということにしたら、本当の兄弟愛がそこにはぐくみ育てられて来ると思....
「融和促進」より 著者:喜田貞吉
せん。したがってかかる運動に参加せんとするものは、すべからく一般的に広く同志と相
提携すべきものであって、いわゆる部落民のみの集団よりなれる水平運動とは、断然切り....
「融和問題に関する歴史的考察」より 著者:喜田貞吉
、今日はお互いに昔のことを水に流して、いやな記憶を捨ててしまって、白地になって相
提携すべき時代である。しかるにこれに向かって歴史を説くことは、わざわざ過去の惨め....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
ないようである。日本が国防の共同というのに中国は軍事同盟、経済一体化に対して経済
提携と言うているし、日本が国防の共同、経済の一体化を特に重視しているのに中国は政....