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「揚力〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

揚力の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
古き小画」より 著者:宮本百合子
に鳴った。ツラン方は、主将の勝利を確信しているらしく、間々に鬨の声をあげては、悠揚力を籠めた羯鼓を打込んだ。 ルスタムは、近づいてスーラーブの顔を見ると思わず....
歌声よ、おこれ」より 著者:宮本百合子
る。 しかし、奇妙なことに、そういう一面の活況にもかかわらず、真の日本文化の高揚力というものが、若々しいよろこびに満ちた潮鳴りとして、私たちの実感の上に湧きた....
蜂が団子をこしらえる話」より 著者:寺田寅彦
げて強く振動させた、おそらく飛び上がろうとしたのであろうが、虫の重量はこの蜂の飛揚力以上であったと見えて少しも動かなかった。どうするかと思っていると、このやや長....
怪奇人造島」より 著者:寺島柾史
」 「でも」 「まだ躊躇するか。いかん。せっかく充填した圧搾空気が効力を失い、浮揚力を失ってしまうじゃないか。それ、もっと圧搾空気を填めろ」 ふたたび、圧搾空....
沈黙の水平線」より 著者:牧逸馬
らば、何かしら其の証跡――桿浮標《スパア》、救命帯、甲板椅子、屍体など、比較的浮揚力の多い物――が現場附近の海面に流れていて、船の運命を暗示していなければならな....
少年連盟」より 著者:佐藤紅緑
にたえるべき糸の太さなど、精確に比較考査する十分な知識はない、ただ従来のたこの飛揚力を試験して、さらにこれを拡張するほかにしかたがない、すなわち、約六十キログラ....