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握り潰す
「握り潰す〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
握り潰すの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
向け飛行中なり。以上。川口町防空隊長、網島少尉」 司令官は、紙片を、掌のうちに
握り潰すとポイと屑籠の中に、投げ入れた。 「閣下」参謀長が、やや気色ばんで、問い....
「キチガイ地獄」より 著者:夢野久作
おくためでした。……いくら他人の秘密を預るのが商売の精神病医でも、これ程の秘密を
握り潰すのは、容易な事であるまいと思いましたからね。 ……エッ……何ですって…....
「不沈軍艦の見本」より 著者:海野十三
と、金博士は只一人なかなか機嫌がよろしく見えた。 大統領は、眼鏡を掌の中に
握り潰すと、居ても立ってもいられないという顔付で、 「こら、航空隊出動せよ。爆撃....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
が(事実列挙主義ならば承知するという政党? もある)、衆議院の大勢は、審議未了で
握り潰す方針をとった。うっかり友人に手紙を書いたり話しをしたりすると、それが「人....
「釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
す。肌脱ぎになった。 なるほど、見事な筋肉である。 二 湯呑みを
握り潰す。火箸を糸のように曲げる。にぎり拳で板へ五寸釘を打ちこむ。それを歯で抜く....