»
揺らめか
「揺らめか〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
揺らめかの前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
たらしく、どこかの隙間から洩れて来る夜の風が枕もとの行燈《あんどう》の火を時々に
揺らめかしていた。 お北が枕から顔をあげると、行燈の下には母のお由がやはり不安....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
て付けの悪い肱掛け窓の戸を洩れて、冷たい夜風が枕もとの破れた行燈の灯をちろちろと
揺らめかせている。信州の秋は早いので、壁にはこおろぎの声が切れぎれにきこえる。紋....
「河明り」より 著者:岡本かの子
浦にひたひたと水量を寄せながら、浜の椰子林をそのまま投影させて、よろけ縞のように
揺らめかし、その遙かの末に新嘉坡の白亜の塔と高楼と煤煙を望ましている海の景色に眼....
「一つの出来事」より 著者:宮本百合子
ご》やかな藍を溶かしている。新鮮な目覚めるような微風が、爽《さわやか》に楡の梢を
揺らめかせては、小部屋一杯に溌溂《はつらつ》とした大気を漲らせる。お気に入りの涼....
「旅愁」より 著者:横光利一
面に漣が立ってゆらめく度びに、照り返しを受けたあたりの芝生の面もともに影を細かく
揺らめかせた。
「マロニエの咲いていたころは、ここでこうしてコーヒーを飲んでいて....
「紅毛傾城」より 著者:小栗虫太郎
りました。冷たい風が、どこからとなく隙をくぐって、ともすると消されがちな、角燈を
揺らめかしているのでしたが、私は、なんのことなく椅子にかけていて、いつか通り過ぎ....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
た草木|花卉の模様、アラベスクの鎖の一環を反映屈折させて、水の流れと共にその影を
揺らめかしているかのように見える。 その一つ。青緑の海が逆立ちになっている。い....
「地上」より 著者:島田清次郎
られた。闇に人の動く気配がして運動場の正面にあたるところに二つの篝火がぱっと焔を
揺らめかし燃えはじめた。火花を散らし燃ゆる篝火の焔の間に質素な祭壇が、光と暗の間....