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搭載
「搭載〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
搭載の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
ことによって、これから先燃焼するであろう物件を助け出し、それによってゼムリヤ号の
搭載荷物とか遺留物品を点検して何かの新しい手懸りを得ようとするのであった。そのた....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
防衛は、ますます困難となるであろう。成層圏を自由自在に駆ける驚異的航空機、それに
搭載して敵国の中枢部を破壊する革命的兵器は、あらゆる防禦手段を無効にして、決戦戦....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
判っとる。俺も覚えているよ」千手大尉が悲鳴をあげた。 「まァいい、聞け。――本艦
搭載の偵察機を飛翔せしめ、赤外線写真を以て撮影せしめたる米国聯合艦隊の陣容を報告....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
ある。
農の弱味は女の弱味である。女の強味は農の強味である。蹂躙される様で実は
搭載し、常に負ける様で永久に勝って行く大なる土の性を彼等は共に具えて居る。
....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
、これから御紹介申上げます「狂人の解放治療場」で御座います。……撮影機と技師とを
搭載致しました飛行機はだんだんと下降致しまして、精神病科本館階上、教授室の南側の....
「からすうりの花と蛾」より 著者:寺田寅彦
に無抵抗である。 ある軍人の話によると、重爆撃機には一キロのテルミットを千個|
搭載しうるそうである。それで、ただ一台だけが防御の網をくぐって市の上空をかけ回っ....
「モスクワ印象記」より 著者:宮本百合子
だけ話してみると本気にし難いような専制にしても、それが存在し得た限りで必ず民族の
搭載量以上には出なかったのだ。――何ともいえぬロシア的ゆとりで、専制者の生活が各....
「英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
ら偵察機を操縦して参戦中なりしが、ダンケルクの陥落二日前、フランス軍の負傷者等を
搭載しパリに向け離陸後|消息を絶ちしものなり。勇敢なる大尉及び同乗者等の安否は、....
「火薬船」より 著者:海野十三
湾部や税関の方へは、うまくはなしをつけたものと見え、それから夜にかけて、平靖号の
搭載貨物の大荷役が、たいへんなさわぎのうちに行われた。 ノーマ号の船員や水夫た....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
」 艦長の顔色が変った。 「うむ、『今夜ハンドレペイジ超重爆撃機五台到着した。
搭載爆弾は――』のところで本文が切れている。それから先は本文ではなくて警報だ。『....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
って波濤重畳の大洋を雄々しく進行し、適当な時期には、ひき船をひき上げ自身の船体に
搭載して、更に進行をつづけます。ひき船のうれしい気持は察するにあまりあり、ではな....
「烏瓜の花と蛾」より 著者:寺田寅彦
下に無抵抗である。 ある軍人の話によると、重爆撃機には一キロのテルミットを千箇
搭載し得るそうである。それで、ただ一台だけが防禦の網をくぐって市の上空をかけ廻っ....
「長崎の鐘」より 著者:永井隆
発明せられた原子爆弾は只その一箇を以てしても優にあの巨大なB‐29二千機が一回に
搭載し得た爆弾に匹敵する。この恐るべき事実は諸君がよく考えなければならないことで....