摂河泉[語句情報] » 摂河泉

「摂河泉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

摂河泉の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
なかったが、それもこの際、急速に実行につくというような形跡は全くなく、且つまた、摂河泉の農民が大挙して、切割の中止歎願に来るというような事実は、跡かたもない風説....
私本太平記」より 著者:吉川英治
」 住吉ノ浦は、住吉四座の境内から敷津、粉浜まで、ほとんど松ばかりの砂地だが、摂河泉の街道、木妻ノ辻の辺は柳が多い。 明けて、元徳三年。 もう花は散ッて春....
私本太平記」より 著者:吉川英治
して、立ち去った。そして一族もろとも赤坂の城へ籠った。 砦に立つと。 遠くは摂河泉の山野から、石川、東条川などの村落も近々見わたせる。西、東、北の三方は高地....
私本太平記」より 著者:吉川英治
えいるのである。どうして畿内の武士があげて正成の麾下にあつまるだろうか。よしまた摂河泉すべての守護地頭が、幕府に寝返りを打って彼に協力したとしても、とるにたらな....
私本太平記」より 著者:吉川英治
せぬ。――むしろ、ここは御聖断が第一です。わざと尊氏を都の内へひき入れ、われらは摂河泉の糧道を断ち、また、新田殿や千種殿は、京の山々に拠って、ときには出て戦い、....