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「摂津〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

摂津の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「邪宗門」より 著者:芥川竜之介
てますのも、煩わしいくらいでございますが、中でも一番名高かったのは、前《さき》の摂津守《せっつのかみ》の悩んでいた人面瘡《にんめんそう》ででもございましょうか。....
「金将軍」より 著者:芥川竜之介
から朝鮮の国を探《さぐ》りに来た加藤肥後守清正《かとうひごのかみきよまさ》と小西摂津守行長《こにしせっつのかみゆきなが》とである。 二人はあたりを眺めながら、....
「竜」より 著者:芥川竜之介
って居りましたが、やがてその三月三日も四五日の中に迫って参りますと、驚いた事には摂津《せっつ》の国｜桜井《さくらい》にいる叔母の尼が、是非その竜の昇天を見物した....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
来誰でも知っていてくれるので、早分かりがするようだ。 ◯見舞状を出す。今村、朝、摂津、久生、荒木。 ◯味噌の配給がとまった。罹災者へまわしたためとある。この隣組....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
った。 大阪には山田の伯父が旅団長をしていた。僕は毎日、弁当と地図とを持って、摂津、河内、和泉と、ところ定めず歩き廻った。どうかすると、剣を抜いて道に立てて、....
「長篠合戦」より 著者:菊池寛
戦したが、勝頼落延びたりと見届けると、岡の上に馬を乗り上げ、「六孫王｜経基の嫡孫摂津守頼光より四代の孫源三位頼政の後裔馬場美濃守信房」と名乗った。塙九郎左衛門直....
「碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
禄元年正月、太閤秀吉は海陸の諸隊に命じて出発の期日並びに順序を定めた。一番は小西摂津守行長、松浦法印鎮信以下一万三千、二番加藤｜主計頭清正以下二万二千、三番黒田....
「大阪夏之陣」より 著者:菊池寛
外見五重になっているから、外見五重で内部は八重になっていたのであろう。 城は、摂津の国｜東成郡に属し、東に大和、西に摂津、南に和泉、北に山城を控えて、畿甸の中....
「四条畷の戦」より 著者:菊池寛
たのは、一に彼等の敏捷な山地の戦闘力に依ったのである。従って正成の歿後も、河内、摂津、和泉地方の楠党は山地にかくれ頑強に足利氏に抵抗して居たのである。だからそう....
「形」より 著者:菊池寛
形 菊池寛摂津半国の主であった松山新介の侍大将中村新兵衛は、五畿内中国に聞こえた大豪の士で....
「人形の話」より 著者:折口信夫
たということから形代の起源と考えているのだろうが、そんなに古いところでなくとも、摂津の住吉明神、紀州加太の淡島神社から出ていると思う。住吉と加太とが淡島願人の中....
「死剣と生縄」より 著者:江見水蔭
られて三月の間は玩具の如く扱われて了ったのだ。 講武所に学びては、主として今堀摂津守の指南を受けていたが、其他に、麻布古川端に浪居して天心独名流から更に一派を....
「茶屋知らず物語」より 著者:岡本かの子
家がよかろうというので、門構えの立派な一軒へつかつかと入りました。そして 「私は摂津国法福寺の円通と申す禅僧、これなるは紀州光明寺の法眼と申す連れの僧、御主人も....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
て睨み立たれた美しく若き皇子の御勇姿は、真に絵のようであったろうと拝察されます。摂津の四天王寺は、このとき勝利を得られた太子さまが、加護報謝のため、戦の後でお建....
「芝、麻布」より 著者:小山内薫
なべとべとになってしまった。 ちょうど、その頃、家内の姉が大勢の家族をつれて、摂津の尼ヶ崎から東京へ出て来た。姉の夫がアメリカへ行くので、住居を東京へ移すこと....