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摂関家
「摂関家〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
摂関家の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
府に有力な武人の助けを借りるのだ。彼ら公卿は表面武人に雌服し、殊に将軍に対しては
摂関家以上の敬意を払うことを否まなかった。さすがに太政大臣という官をば容易に将軍....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
代になっていて、摂関政治を抑え、皇室御親政の古にかえすという力が動いていたので、
摂関家に抑えられていた反対勢力が、院の御所の事務長官である院|別当などを頭に立て....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
、その狩り出しに応じる義務があったからである。 いや、もっと重要な任としては、
摂関家の荘園からあがる収穫物を運上したり、余った物は、これを都市で交換するとか、....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
つい見てしまった。若い茂時はただ、赤くなっている。 「わが娘を皇后に入れ、一門、
摂関家と位階を競うた平相国であろうがの。――高時には、毛頭、さしたる野望はない」....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
」 率直に、申し入れた。 が、二条家では当然、婉曲にことわった。 いわゆる
摂関家につらなる名門だ。そこの深窓の姫はいつの世でも女御入内の候補者であり、時を....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
て、累代多くの家人を有し、立派に武士の統領たるの家を為しているものでも、一方では
摂関家の如き、自分よりも一層有力なる者の家人となって、自らその爪牙に任じたもので....