摩耶山[語句情報] »
摩耶山
「摩耶山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
摩耶山の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
小銃の砲撃を聞いた。わずかの人数で英国兵の一隊に応戦すべくもない備前方があわてて
摩耶山道に退却したとのうわさも伝わった。この不時の変時に、沿道住民の多くはその度....
「一九二五年より一九二七年一月まで」より 著者:宮本百合子
○女子大学生 ラバ lover さん 私立大学のハイカラ生 ※《エル》サン
摩耶山はエルさんをつれてのぼるところだ、と思いましたよ。 智識階級の二十―三十....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
もの?」 と、ひとまずは、受けて守るが利とする説が多かった。 「すぐうしろには
摩耶山の険がある。摩耶とこことはわずか五十町。よろしく御大将と御舎弟とは、摩耶を....
「私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
案する日が多くなった。 四月二十一日は大師参りに当る久しぶりの休日だった。私は
摩耶山に登り、帰り道、おりからのなぎに油を流したような神戸港をながめて考え込んだ....