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撃破
「撃破〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
撃破の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
撃を支えることとなり、いわゆる数線陣地となりましたが、それでは結局、敵から各個に
撃破される危険があるため、逐次抵抗の数線陣地の思想から自然に面式の縦深防禦の新方....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
を、とりあげた。「仙台、姫路、竜山各師団よりなる極東軍主力は、国境附近の労農軍を
撃破し、本日四時を以てニコリスクを去る十五キロの地点にまで進出せり。目下、彼我の....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
が突入し、わが水上隊も戦艦一、巡一、駆三を撃沈した。かくて敵艦十五隻撃沈、十九隻
撃破、その他未確認のもの少からずという戦果を掲げ、ために敵艦船は遂に沖縄本島の周....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
南将軍|藺欽をつかわして南方を征討せしめた。その軍は桂林に至って、李師古と陳徹を
撃破した。別将の欧陽※は各地を攻略して長楽に至り、ことごとく諸洞の敵をたいらげて....
「姉川合戦」より 著者:菊池寛
原因 元亀元年六月二十八日、織田信長が徳川家康の助力を得て、江北姉川に於て越前の朝倉義景、江北の浅井長政の連合軍を
撃破した。これが、姉川の合戦である。 この合戦、浅井及び織田にては、野村合戦と....
「厳島合戦」より 著者:菊池寛
たところを、毛利の第三軍たる村上、来島等の水軍が攻めかかったので、陶の水軍は忽ち
撃破されて、多くの兵船は、防州の矢代島を目指して逃げてしまった。 塔の岡の本陣....
「大阪夏之陣」より 著者:菊池寛
奮戦知るべしである。 木村重成も同日午前五時若江に達し、藤堂隊を迎えその右翼を
撃破した。然るに井伊直孝優勢なる銃隊を以て、敵を玉串川の左岸に圧迫し、木村の軍は....
「太平洋魔城」より 著者:海野十三
近づきつつある。ケレンコのひきいる怪力線砲をもった恐竜型潜水艦隊の、おそるべき攻
撃破壊力の前に、わが日本海軍が、はたしてどれほどの抵抗をみせるであろうか。 こ....
「大宇宙遠征隊」より 著者:海野十三
しかめた。それは、こういうことを考えたからである。つまり火星人たちが第五斥候隊を
撃破してしまって、悠々と自分たちの乗物のところに帰って来て見ると、其処にはまだ第....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
おい勢力を二分せにゃならんじゃないか。そこが付け目なんだ。日本の艦隊をして、各個
撃破の挙に出でしめないのが、そもそも英ソ軍事同盟の一等大きな狙所なのだ」 「ふー....
「空襲警報」より 著者:海野十三
ている。 「貴隊は松戸附近より、東京の北東部にでて、まず環状線道路及び新宿駅を爆
撃破壊したる後、東京市北部及び西部の繁華なる市街地に対し瓦斯弾攻撃を行い、住民を....
「新学期行進曲」より 著者:海野十三
がどんな風に響くと思うか。次の時代に戦争が起ったときにゃ、不勉強のおかげで敵軍を
撃破するに足る優秀な戦車が出来なかったり、また優秀な飛行機が作れなかったりして、....
「飛騨の怪談」より 著者:岡本綺堂
という武将で、彼も蒙古退治の注進状に署名したる一人であった。 朝高は異国の敵を
撃破って帰った。彼は凱陣の家土産として百人の捕虜を牽いて来た。飛騨の国人は驚異の....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
ろとは命じなかった。抗弁を聴くのが嬉しそうでさえあった。 スペインの無敵艦隊は
撃破することができた。そしてレスターは死んだ。いまや新しい世界が、若者と冒険家た....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
ける責務真に重大なり。特にソ国の侵攻に対しては、在大陸の日本軍とともに断固これを
撃破し得る自信なかるべからず。 昭和十五年十二月三十一日於京都脱稿 昭和十六年六....