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撫養
「撫養〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
撫養の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「凧の話」より 著者:淡島寒月
いらん」と称えて田舎式としたものである。 凧にも随分大きなものがあって、阿波の
撫養町の凧は、美濃紙千五百枚、岡崎の「わんわん」という凧も、同じく千五百枚を張る....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
でありました。あるいは「阿波の鳴戸」で人々はもっと記憶するかも知れません。または
撫養の有名な凧上でこの国を想い起す人もありましょう。「※織」と呼ぶ織物でも名を広....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
底へ、この一八郎とお鈴の二人、積み込んでまいるのじゃ」 「心得てござります」 「
撫養の浦へ着船の節は、渭之津城へ寄るには及ばず、すぐ吉野川をさかのぼって、剣山の....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
押し開いてみると、竹屋卿がわらじがけで実地を写したものらしく、徳島城の要害から、
撫養、土佐|泊、鳴門のあたりを雑に書きかけてある海図だった。 だが、世阿弥の目....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
つづらを首尾よく乗せただけで、阿波に到達した時の、より以上きびしい岡崎の船関や、
撫養の木戸の厳重を、案じていない筈はない。 で、沼島の沖あたりで、こう、かく、....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
いる落ちつきも時間もなかった。 何はともかく、本土に近い海路の咽喉岡崎の港――
撫養街道を駆けぬけて周馬を追い越し、そこできゃつを引っ捕えなければならぬ。 う....