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播磨屋
「播磨屋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
播磨屋の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「オリンポスの果実」より 著者:田中英光
》しがって、吹出《ふきだ》すと、あなたも声を立てて、笑いながら、『土佐の高知の、
播磨屋《はりまや》橋で、坊《ぼう》さん、簪《かんざし》、買うをみた』と裾《すそ》....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
ん近しく出入りするものを調べた。その結果、おなじ職人の源次と勝五郎、四谷の酒屋|
播磨屋伝兵衛、青山の下駄屋石坂屋由兵衛、神田の鉄物屋近江屋九郎右衛門、麻布の米屋....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
閉めて置いて、その唐物店で六連発の短銃を奪ったそうだ。それから君、幕府の用途方で
播磨屋という家へ押しかけた。そこの番頭を呼びつけて、新式な短銃を突きつけながら、....
「名娼満月」より 著者:夢野久作
然の権利か義務のように心得ている有様であった。 残る一人は大阪屈指の廻船問屋、
播磨屋の当主|千六であった。二十四の年に流行病で両親を失ってからというもの、永年....
「三斜晶系」より 著者:寺田寅彦
に攻められた。くたびれ果てて寝たその明け方にいろいろの夢を見た。 土佐の高知の
播磨屋橋のそばを高架電車で通りながら下のほうをのぞくと街路が上下二層にできていて....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
んでおいでなさる覆面のお姿が眼にちらついてなりませんよ。大門口《おおもんぐち》の
播磨屋《はりまや》で、二合の酒にあぶたまで飯を食って、勘定が百五十文、そいつがま....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
つめて、そこで般若の面は頭上にのせたまま、片手で、しっかり旗竿につかまり、片手は
播磨屋《はりまや》をきめこんで小手をかざして海のあたりをながめているのは、多分、....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
いました。白雲の一喝に怖れをなした茂公は、調子をかえてテレ隠し、 土佐の高知の
播磨屋橋で 坊さんかんざし買うを見た 坊さんかんざし何するの 頭が丸くてさせない....