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撮影機
「撮影機〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
撮影機の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「電気風呂の怪死事件」より 著者:海野十三
ものの落ちていることを発見した。それは筒状の望遠鏡と、もう一つは脚のない活動写真
撮影機であった。更に、犯人が兇行に使用したに違いない吹矢や、吹矢の筒も片隅の方に....
「間諜座事件」より 著者:海野十三
を一つ餞別にする」 「ほほう。ありがとう」 「あの間諜座ね『魚眼レンズ』のついた
撮影機で、観客一同の顔つきが何時でも自由自在にとれるんだそうだ。ぬかりはあるまい....
「蠅」より 著者:海野十三
こんだ。そこで彼は不可解だった謎をとくことが出来た。あの孔の奥には、巧妙な映画の
撮影機が隠されていた。目賀野千吉と新夫人との生活はあの孔からすっかり撮影され、彼....
「死のなかの風景」より 著者:原民喜
口らしい仄明りが見えて来た。人々はその辺で一かたまりになって蹲《うずくま》った。
撮影機を抱《かか》えた人や、蝋燭《ろうそく》を持った人の姿が茫《ぼう》と見えた。....
「舗道」より 著者:宮本百合子
は確にいいね!」 パラマウントが、天然色写真で同時にトーキーの何とかという最新
撮影機を、元同じ××物産で今は蓄音器会社に関係のある友人へ特別契約でよこした。日....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
どの四角い平地が、これから御紹介申上げます「狂人の解放治療場」で御座います。……
撮影機と技師とを搭載致しました飛行機はだんだんと下降致しまして、精神病科本館階上....
「恐竜島」より 著者:海野十三
かんでゆすぶる。 「レンズのふたを取るのを、忘れてたんだ。あやまるよ」 「なに、
撮影機のレンズのふたを取るのを忘れたというのか。それじゃ、あの息づまるような恐竜....
「雷」より 著者:海野十三
鳴も、雷の遅い足どりを待ち侘びて、怺え切れなくなったものか、櫓の上から活動写真の
撮影機の入った四角な黒鞄を肩からブラ下げてブラリと町に出、そこに一軒しかない怪し....
「カメラに関する覚え書」より 著者:伊丹万作
カメラの運動に関する一切の操作、およびそれらを円滑ならしめるためのあらゆる注意、
撮影機械に関する保存上および能率上の諸注意、現像場との諸交渉・打合せ、および特殊....
「芸術の人間学的考察」より 著者:中井正一
域をもつと共に、存在の理解のしかたにおいてそれみずからの構造をもつ。 例えば、
撮影機のレンズの構造と映写機のレンズの構造は、この二つの光の方向を判明に区分する....
「うつす」より 著者:中井正一
。これが光の領域にあらわれる時、光の二つの方向としてあらわれる。たとえばレンズで
撮影機《カメラ》における現象は受動的なる単なる記録構造をもっている。これに反して....
「二重人格者」より 著者:小酒井不木
方を書いてあげましょう」 こう言って博士は紙片に次の文字を書いた。 高速度映画
撮影機 (「新青年」昭和二年十一月号)....
「音楽界の迷信」より 著者:兼常清佐
撮影して、この二つがはたして違っているか、どうかを、比べて見ればいい。この場合に
撮影機械のほうの条件を一定にしておけば、この二つの写真は大体で客観的な事実を物語....
「国会図書館の窓から」より 著者:中井正一
る。貴重な書籍は、このマイクロフィルムに取って、拡大器で見るようにして、米国製の
撮影機でその活動に入ってきているのである。 こんなに書いていってみると、もはや....