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撰者
「撰者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
撰者の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「運命」より 著者:幸田露伴
をして代って将たらしむ。帝は高祖|武帝の第七子にして、誉は武帝の長子にして文選の
撰者たる昭明太子統の第二子なり。一門の語、誉を征するの時に当りて発するか。)建文....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
うか。わたくしは大いにこれを疑うのである。そして墓誌の全文を見ることを得ず、その
撰者を審にすることを得ざるのを憾とする。 わたくしは独
撰者不詳の京水墓誌を疑う....
「連環記」より 著者:幸田露伴
た。天元五年の冬、其家は成り、其記は作られたが、其翌年の永観元年には倭名類聚抄の
撰者の源|順は死んだ。順も博学能文の人であったが、後に大江匡房が近世の才人を論じ....
「向嶋」より 著者:永井荷風
の岡に建っている植桜之碑を見ればこれを審《つまびらか》にすることができる。碑文の
撰者浜村蔵六の言う所に従えば幕府が始《はじめ》て隅田堤に桜樹を植えさせたのは享保....
「読倫理教科書」より 著者:福沢諭吉
んや道徳の教書たる倫理教科書の如きにおいてをや。たとえ述べて作らずというも、その
撰者・述者に帰するところの責任は、もっとも重きものなりと覚悟せざるべからず。 ....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
学の形を取り得た頃、同じように、駄洒落は和歌の中へも流れ込んできた。『千載集』の
撰者藤原俊成が、その名著『古来風体抄』の中で『詞花集』を批評していった次の言葉に....
「古事記」より 著者:武田祐吉
リシトキ、アメツチノハジメテヒラクルトキなど、さまざまの讀み方が考えられている。
撰者にしても、意味が通ればよいとしたものであるかもしれない。しかし隱身也の如きは....
「古事記」より 著者:太安万侶
話はそれであり、後にも例が多い。カムヤヰミミの命の子孫というオホの臣が、古事記の
撰者の太の安萬侶の家であることに注意。―― 天皇がお隱れになつてから、その....