操を立てる[語句情報] » 操を立てる

「操を立てる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

操を立てるの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
けても相成りませぬ。それにまた――」 「ほかに契り交わした者があるゆえ、その者へ操を立てる上にもならなかったと、申さるるか」 「はっ……。お察しなされて下されま....
化銀杏」より 著者:泉鏡花
にした良人だものを。何も私が小さくなッて、いうことを肯いて縮んでいる義理もなし、操を立てるにも及ばないじゃあないか。 芳さんとだってそうだわ。何もなかをよくし....
霧陰伊香保湯煙」より 著者:三遊亭円朝
で殿様が逝去になって仕舞ったので、何でも許嫁の殿様が戦争で討死をして、それから貞操を立てるに髪を切ろうと云うのを、年が若いからお止しなさいとお附の女中がとめて、....
南島譚」より 著者:中島敦
ったにも拘わらず)さめざめと泣きながら、彼が来なくなってからの久しい間に、如何に操を立てるのが苦しかったかを、かき口説いた。もう二三日も立てば或いは操を立て通し....