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操觚者
「操觚者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
操觚者の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」より 著者:内田魯庵
寄書家に相当の報酬を支払うだけの経済的余裕は無かったので、当時の雑誌の存在は実は
操觚者の道楽であって、ビジネスとして立派に成立していたのでは無かった。従って操觚....
「十五年」より 著者:山本実彦
求するならば、その成長を自由ならしむべき方途に出でなければならぬのだ。 私は、
操觚者として過去三十年間くらしてみたが、この一年ほど言論の自由や、発表の問題につ....
「四十年前」より 著者:内田魯庵
靖献遺言的志士|形気を脱してジスレリーやグラッドストーン、リットンやユーゴーらの
操觚者と政治家とを一身に兼ぬる文明的典型を学ぶようになったからだ。政治家肌がこう....
「正宗谷崎両氏の批評に答う」より 著者:永井荷風
うさんじん》が出た。以上の諸名家に次《つ》いで大正時代の市井狭斜の風俗を記録する
操觚者《そうこしゃ》の末に、たまたまわたくしの名が加えられたのは実に意外の光栄で....
「怪談牡丹灯籠」より 著者:鈴木行三
たゞ人情の皮相を写して死したるが如き文をものして婦女童幼に媚んとする世の浅劣なる
操觚者流は此の灯籠の文を読て圓朝|叟に耻ざらめやは聊感ぜし所をのべて序を乞わるゝまゝ記して与えつ 春のやおぼろ しるす....