擯出[語句情報] » 擯出

「擯出〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

擯出の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
コレバルー咆うる所必ず虎あり、コレバルーとは野干年老い痩《や》せ衰えてその群より擯出され自ら餌を捉うる能わず、虎に随うて群を放れて牛などを探索して報《しら》せ虎....
十二支考」より 著者:南方熊楠
と言い張ったので竜女も我を折り、直様《すぐさま》釈す事はならぬが六ヶ月間人間界へ擯出しようと言ってやがてかの二竜を竜宮から追い出した、商人竜宮を見るに種々の宝も....
法然行伝」より 著者:中里介山
も聞かないで、尚この一念義を主張したから法然は幸西を我が弟子に非《あら》ずとして擯出《ひんしゅつ》した。 兵部卿三位基親卿は深く法然勧進の旨を信じて、毎日五万....