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「攀縁〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

攀縁の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
し、そうして崩れてゆく地層のうえにある樹々は、どうしたことか直立したままである。攀縁性の蔓植物の緊密なしばりで、おそらく倒れずにそのまま辷るのだろう――と考えた....
十二支考」より 著者:南方熊楠
、行人独り過ぐれば、常に戯虐に遭う、毎《つね》に群呼跳浪して至り、頭目胸項手足に攀縁《はんえん》す、袞《こん》して毛毬を成す、兵刃ありといえども、また施す所なし....
「太平洋漏水孔」漂流記」より 著者:小栗虫太郎
大瓶花が小鳥をくわええたにちがいない。とそれをキューネが力まかせに引くと、一茎の攀縁一アール(百平方米)にもおよぶと云う、「|大うつぼかずら」がズルズルと引きだ....