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「支考〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

支考の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
私の父」より 著者:堺利彦
「目に立ちて春のふえるや柳原」などいうのも覚えている。系統としては美濃派だとか、支考派だとか言っていた。しかし父の主張としては、「俺はもげたとは奇抜を意味する。....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
に住む隣宿|落合の宗匠、崇佐坊も招かれて来た。この人の世話で、美濃派の俳席らしい支考の『三※の図』なぞの壁にかけられたところで、やがて連中の付合があった。 主....
般若心経講義」より 著者:高神覚昇
の辞世 あの『花屋日記』の作者は、私どもに芭蕉翁の臨終の模様を伝えています。 「支考、乙州ら、去来に何かささやきければ、去来心得て、病床の機嫌をはからい申してい....
俳人蕪村」より 著者:正岡子規
その盛んならんとする時代に歿せしなり。俳句は享保に至りて芭蕉門の英俊多くは死し、支考、乙由《おつゆう》らが残喘《ざんぜん》を保ちてますます俗に堕《お》つるあるの....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
実であった。そうかと思うと『続猿蓑』の夏の夜の章には、 藪から村へぬけるうら道支考 喰かねぬ聟も舅も口きいて 翁 何ぞの時は山伏になる ....