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支那事変
「支那事変〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
支那事変の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
そは往ってと思っていたのに……」
ダネックがいった探検中止の報が真実とすれば、
支那事変終止を早からしめる援蒋ルートの遮断も、魔境「天母生上の雲湖」征服もいっぺ....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
妙法寺の藤井行勝師がこの予言を実現すべくインドに行って太鼓をたたいているところに
支那事変が勃発しました。英国の宣伝が盛んで、日本が苦戦して危いという印象をインド....
「新日本の進路」より 著者:石原莞爾
文化内容をもつ東亞諸民族相携えて民族平等なる平和世界を建設せんと努力したるもの、
支那事変や大東亞戰爭には全力をあげて反對したのである。 東亞連盟の主張は、經濟....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
筆』所収) 昔の従軍記者 * ××さん。 仰せの通り、今回の事変(
支那事変)について、北支方面に、上海方面に、従軍記者諸君や写真班諸君の活動は実に....
「十五年間」より 著者:太宰治
事変。五・一五だの、二・二六だの、何の面白くもないような事ばかり起って、いよいよ
支那事変になり、私たちの年頃の者は皆戦争に行かなければならなくなった。事変はいつ....
「灰色の記憶」より 著者:久坂葉子
ない気持にもなってみた。 病気をしていない時は、相変らずの英雄生活がつづいた。
支那事変や関西風水害が起った頃である。凡そ、自分以外のことには無関心であったから....
「人生における離合について」より 著者:倉田百三
堅固な仏教求道者として過ごさせられた。実に西国巡礼の最初の御方である。また最近の
支那事変で某陸軍大尉の夫人が戦死した夫の跡を追い海に入って生命を捨てた事実は記憶....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
高貴性の証なのである。あるいは国際正義に対し、国法と文化との問題に対し、目前には
支那事変に対し、この正しき裁きの要請なく発言し、行動することは私たちには出来ない....
「猿ヶ京」より 著者:佐藤垢石
ではなかった。婿さんというのは学校出ではあるけれど、商才に長じた人物で、ちょうど
支那事変がはじまった景気の動きに乗り、大資本を利用して、大いに儲けた。 千万長....
「淡紫裳」より 著者:佐藤垢石
日本刀で随分斬りまくったものと見える。太閤の朝鮮役は前後七年かかった。このたびの
支那事変はまだ僅かに三年。思いくらべて感慨無量であった。 十六日夜半、東京へ向....
「瀞」より 著者:佐藤垢石
と雨村の二人の顔を見くらべて、心の中に驚いたのである。 昭和十五年といえばもう
支那事変が起こってから五年目になる。世の中には、そろそろ統制経済だとか、公定相場....
「世界の裏」より 著者:国枝史郎
っている秘密結社があるらしい。 でも、十六堂会の真相を知ろうと思ったら、今回の
支那事変以来日本人ともお馴染みの青※のことや、それらの現世的勢力秘密結社の祖先た....
「娘」より 著者:岡本かの子
に伴って関税障壁を競い出した。鼈長の拓きかけた鼈甲製品の販路もほとんど閉された。
支那事変の影響は、一方、日本趣味の復活に結婚式の櫛笄等に鼈甲の需要をまた呼び起し....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
等。 ※ 軍隊の運動力に比し戦場の広きこと。 ナポレオンの露国役、日露戦争、
支那事変等。 ※ 攻撃威力が当時の防禦線を突破し得ざること。 欧州大戦等。 ....
「魯迅さん」より 著者:内山完造
あれは皮肉家ではないといった。私は英雄英雄を知るという言葉をあの時知ったですネ。
支那事変以後、魯迅さんはぼくに日本のことはなんにもめんとむかってはいわない。ぼく....