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「支部〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

支部の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
或る女」より 著者:有島武郎
善|市《いち》や、音楽会というようなものが形を取って生まれ出た。ことに親佐が仙台支部長として働き出したキリスト教婦人同盟の運動は、その当時|野火《のび》のような....
新日本の進路」より 著者:石原莞爾
その統制主義の主張を生かした。組織を見ても、誰もが推服する指導者なき限り、多くの支部は指導者的支部長をおかず、すべて合議制であつた。解散後數年を經た今日、尚解散....
三の字旅行会」より 著者:大阪圭吉
、それだけに条件も一寸面倒臭く、いま云ったような資格者で、その地方にあるその会の支部長の推薦がなければならないのであった。なんでもその支部長というのも、その地方....
前哨」より 著者:黒島伝治
ある。幹部は、こういうものによって、兵卒が寂寥を慰めるのを喜んだ。 六時すぎ、支部馬の力のないいななきと、馬車の車輪のガチャ/\と鳴る音がひゞいて来た。と、ド....
反戦文学論」より 著者:黒島伝治
。それは、やがてアメリカの社会主義者をも立たせ、ジミーの属するリースヴィル社会党支部も演説会を開き、反対した。が、欧洲の黄金王や軍人は、とうとう自国の奴隷どもを....
支倉事件」より 著者:甲賀三郎
べてゞ前科四犯を重ねているのだった。 初犯は明治三十六年で、山形地方裁判所鶴岡支部で窃盗罪により重禁錮三ヵ月に処せられている。当時彼は二十二歳である。二犯は翌....
アド・バルーン」より 著者:織田作之助
古谷氏の話を聞いて狂喜しさっそくこの旨を既報“人生紙芝居”のワキ役、済生会大阪府支部主事田所勝弥氏(四八)、東成禁酒会宣伝隊長谷口直太郎氏(三八)に報告、一同打....
潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
、フォン・エッセン閣下の莫逆の友でありまして、同じ快走艇倶楽部でも、シーワナカの支部に属しておりました。 ところが、決闘の結果同僚の一人を傷つけて、査問されよ....
前記天満焼」より 著者:国枝史郎
……ああそれにしても変わられたことは! ……」 凝然として突立った。 「これが支部長の令嬢か! これが俺の許嫁か! 生ける死骸だ! 生ける死骸だ!」 「阿片を....
沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
です。そして自分では袁世凱の後身だと云っているのです。そして世界の各国へ阿片窟の支部を設立し、世界中の人間を堕落させて、そして自分が全世界を征服するのだなどと高....
豆腐買い」より 著者:岡本かの子
いる家に育った息子だけに純粋の労働者にはなり切れない。そこでナチス。横町の酒店の支部にしょっちゅう集まって支部旗の上げ下ろしの手伝いもやる。スケート館に大会のあ....
母と娘」より 著者:岡本かの子
仏伊独等の青年男女を会員とする国際的クラブで、本部がロンドンに在り、各国の主都に支部があって、本部から毎月会員の消息や感想や注意を集めて月刊雑誌に載せ、各会員に....
猫と村正」より 著者:小酒井不木
教信者でして、御祈りして貰えばなおるといって、医者へは行かずに近所にあった△△教支部に通うたのでした。然し眼はだんだん見えなくなるばかりでしたから、私はしきりに....
不在地主」より 著者:小林多喜二
々の変化に応じて、報告、示威、糾弾を兼ねた演説会を開くこと、これには農民組合S村支部が主に当ること――等が定められた。 健は小樽へ出て行きたかった。然し連絡委....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
楽だからである。 そこで、フイルムが変る。 夕方、庄亮の主宰する橄欖社の小樽支部の人たちや、此処で出している『原始林』の同人たちが五、六人で迎えに来る。私の....