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支隊
「支隊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
支隊の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
団より成る北満軍主力は、本日午後四時をもって、興安嶺を突破せり。これより、善通寺
支隊と呼応し、海拉爾、満州里方面に進撃せんとす。終り」 別府司令官は、静かに肯....
「李陵」より 著者:中島敦
てなかった。本軍たる李広利《りこうり》の大軍さえ惨敗《ざんぱい》しているのに、一
支隊たる李陵の寡軍《かぐん》にたいした期待のもてよう道理がなかったから。それに彼....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
書ければ順調に行けたというわけで何よりでした。宛名は
北支派遣沼田部隊気付及川
支隊江藤隊
です。こういう字を見ると、達ちゃんとはちがって手紙や小包、時間がかか....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
ら防寨を破った。ただ一つの場所では暴徒の方が後退した、すなわち彼らは、国民兵の一
支隊に銃火を浴びせた後、タンプル街に作り始めた防寨を捨てて、コルドリー街の方面へ....
「新疆所感」より 著者:日野強
さらに翻って兵略上より観察せんに、露国もしその首力をイリに進めて新疆を中断し、一
支隊をタルバガタイに送りて、西湖を占領し、更に一
支隊をザイサン湖方面より出して故....
「母親に憑る霊」より 著者:田中貢太郎
を話して聞かせる」 と云って、話しだした。それによると、二月二十五日の朝、田中
支隊を乗せた汽車が待避線に着くと、香田小隊が将校斥候になって出発したが、その夜九....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
うが早手まわしだったのである。老将サア・ロオジャー・ウィリアムスの指揮下にある一
支隊とともにただちに乗船し、スペイン海岸目指して帆をあげ去った。エリザベスは激怒....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
マ首をさらに刻々と敵へせまらせていた。 すなわち、途中から山道へ入って行った一
支隊は、斯波高経のひきいる山手勢であり、また浜のなぎさを一ト筋に駈け出したのは、....