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改刪
「改刪〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
改刪の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「李陵」より 著者:中島敦
がだいたい最初の構想どおりの通史《つうし》がひととおりでき上がった。これに増補|
改刪《かいさん》推敲《すいこう》を加えているうちにまた数年がたった。史記《しき》....
「襟」より 著者:ディモフオシップ
が翻れて、もうあとは書けない。さらばよ。我がロシア。 附言。本文中二箇所の字句を
改刪してある。これは諷刺の意を誤解せられては差支えるので、故意に原文に従わなかったのである。誤訳ではない。....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
、古くから本文に「御」字の無い例がある。そして、「万葉集はその原本の儘に伝はり、
改刪を経ざるものなるを思ふべし」(講義)を顧慮すると、目録の方の「御」は目録作製....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
ないのであるが、唯ここでひと言いって置きたいのは、局外者の脚本がたといいろいろの
改刪を経たにしても、或る程度まで舞台の上に採用されたのは、恐らくこれと「新開場梅....
「国際聯盟とは如何なものか」より 著者:新渡戸稲造
書いて次ぎ次ぎに廻わした時、某博士かが「プロフェッサース」を「ポリチシアンス」に
改刪《かいさん》したので大笑となったことがある。それほど教授の肩書を持つものが多....