改悪[語句情報] » 改悪

「改悪〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

改悪の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
今日の生命」より 著者:宮本百合子
れで「帰れ、仕様がない」と帰されたのであった。 一九三三年は前年に治安維持法が改悪されて、そのために進歩的な文化全面に、激しい動揺が生じていた。内心の恐怖を、....
作家の経験」より 著者:宮本百合子
ては、おそらくその当時さほど注目されなかったのだろう。しかし、その後治安維持法が改悪され、日本の侵略戦争が着手され、拡大されてゆく社会波瀾の裡で、プロレタリア文....
平和運動と文学者」より 著者:宮本百合子
の自由をすべて人民から奪って、十何年かの間戦争を遂行して参りましたその治安維持法改悪のたびに立身してきた人間です。安倍源基という人ははじめ警視庁の特高課長であり....
求め得られる幸福」より 著者:宮本百合子
日本の婦人が人民の立場で、すべての不幸の源であるさまざまの形のファシズム、労働法改悪、大量のくび切りなどに対して闘ってゆく決心を新らしくする日だと思います。 ....
共産党とモラル」より 著者:宮本百合子
おこった大規模な共産党と共産主義者に対する弾圧は、これを機会に日本の治安維持法が改悪され、特高警察がおかれ、検事に思想係が出来たというだけのことではなかった。私....
前進的な勢力の結集」より 著者:宮本百合子
に堪える力が弱い。このことは、人民よりも支配者たちがよく知っている。現に労働法の改悪は、日本の労働組合の分裂作業が効果を現わしてからでなければ、とりあげない方が....
今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
今日、日本の誰が、ファシストを必要としているのであるか、今日、誰が、治安維持法の改悪の諸段階を一身の閲歴としている人物を必要としているのであるか。 日本民主化....
社会時評」より 著者:戸坂潤
の促進」が、「貿易の伸展」や「海運の発展」を妨げることによって、却って国際収支を改悪しはしないかどうか、之は今日の国民が政府へ問い糾したい処だろう。――で要する....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
味はないのだ。 処が改革とさえ云えば、世間の連中は嬉しがって了う。世間はどんな改悪でも之を「改正」と呼ぶ妙な弁証法的な習慣を持っている。万事そうした調子なので....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
うものではないと知っても、なんの役にもたたなかった。愚劣な通弁者から自分の言葉が改悪される時、人はちょっと疑ってみ、その馬鹿さ加減に自分は責任があるかどうか、驚....
撥陵遠征隊」より 著者:服部之総
ぞは、陸上だったら首が飛ぶような摂政攻撃に、花を咲かせた。なかんずく摂政が貨幣を改悪して懐を肥《こや》したはなし、あるいは人民が、必らずや外人は間もなく武装して....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
な安保体制とその遂行のために企図されている秘密保護法、防諜法制定の動きや、警職法改悪にあらわれた国民の基本的人権と自由の圧迫、軍事力強化にともなう国民生活の破壊....