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改新
「改新〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
改新の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「最古日本の女性生活の根柢」より 著者:折口信夫
、我々の前に再現してくれているわけなのだ。 二 君主――巫女 大化の
改新の一つの大きな目的は、政教分離にあった。そう言うよりは、教権を奪うことが、政....
「続堕落論」より 著者:坂口安吾
きたものだが、元来農村はその成立の始めから淳朴などという性格はなかった。 大化
改新以来、農村精神とは脱税を案出する不撓不屈の精神で、浮浪人となって脱税し、戸籍....
「青春論」より 著者:坂口安吾
っと深く大きなスケールの上で構成されてくるもので、一王国の主たるべき性格であり、
改新的な大事業家たるべき性格であって、この稀有な大覚悟の上に自若と安定したまま不....
「現代の詐術」より 著者:坂口安吾
ミという奇怪な取引関係がつきまとっていることを想像すらもできなかった。 大化の
改新によって口分田という制度ができた。すると脱税や使役をのがれるために戸籍をごま....
「学生と生活」より 著者:倉田百三
燃えていたとするならば、それでもそうした態度をとり得たであろうか。私は自作『大化
改新』において、額田女王との恋と、国家革新の使命とに板ばさみとなった青年中大兄皇....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
母がたいがい一々違っているから、尚さら事はメンドウであったね。 長子相続は大化
改新からだそうだが、どうだかね。しかし、いきなり壬申の乱が起ったほどだから、どう....
「国号の由来」より 著者:喜田貞吉
てのヤマトに当つるに、常にかく「日本」の二字を国号として制定した事は、或いは大化
改新の際にあったと謂ってもよいのである。 ここにおいてさらにこれを支那の史籍に....
「間人考」より 著者:喜田貞吉
思想は次第に変遷して、一般部曲の民の人格が漸次重く見らるる様になり、ついに大化の
改新に至っては、原則としてことごとく解放せられ、氏を称して良民の列に置かれる事に....
「人身御供と人柱」より 著者:喜田貞吉
給うたと伝えられてはいるけれども、後にもなおそれが事実上行われていた事は、大化の
改新においてさらにこれを禁ぜられた事によって明らかである。殉死の場合には或いは自....
「法隆寺再建非再建論の回顧」より 著者:喜田貞吉
が法制史に精通せらるる三浦周行博士によって、高麗尺と唐尺との使用の限界を、大化の
改新に置く事それ自身が、畢竟関野博士の仮定説なるに過ぎず、そこに何ら確証の無いも....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
。そして、そのような文化上の開花期が日本列島の上におとずれたのは、飛鳥朝から大化
改新を中にして近江朝へかけての頃であったのである。 今から一千三百年前におこな....
「特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
う区別がありまして、これは法制上にも立派に認められておりました。孝徳天皇の大化の
改新の際には、従来の弊風はすべて打破されて、一切の人民は平等になったかの如くに思....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
には、まずもってその対象たるべき良民の性質を観察することを必要とする。 大化の
改新は従来の階級的社会組織を打破して、すべての民衆を同等の地位に置いたものの如く....
「融和問題に関する歴史的考察」より 著者:喜田貞吉
を有しない下級民です。 賤民の存在はすでに上古から認められておりました。大化の
改新以前の時代にあっては、上に天皇陛下がましまし、その下に多くの貴族ともいうべき....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
の農村工業はこの方式に徹底すれば日本工業のためすばらしい意義を持ち、同時に農村の
改新に大光明を与える。取敢えず今日より建設する工業には国家が計画的に統制を加うべ....