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「改装〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

改装の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夫婦善哉」より 著者:織田作之助
も一ぺん遊んでみたい」と文句はなかった。そして、代替りゆえ、思い切って店の内外を改装《かいそう》し、ネオンもつけて、派手に開店しなはれ、金はいくらでも出すと、随....
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
ら廊下一重の向うにございまして、以前は殯室だったのでございます。しかし、現在では改装されておりまして、雑具を置く室になっておりますが」 ところが、広間を横切っ....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
そしてこの歴史哲学はもはやディルタイでさえないのであって、それが唯物論的(?)に改装された唯物史観であったのである。つまり、当時の三木のマルクス主義哲学なるもの....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
一歩進んで、その船をも日本人の手で造りたいものではないか。外国から買入れたものを改装し、改名した船でなく、船そのものをも一切国産を以て創造して、その船を全然、日....
百姓弥之助の話」より 著者:中里介山
窮乏を訴えそうなけしきは夢にも思われない(今時それが見え出すようでは大変だが)。改装された東京は風情《ふぜい》というものが欠けておもしろ味のない感じはするけれど....
文学に於ける構想力」より 著者:豊島与志雄
に、吾々はもはや甘やかされはしない。人生記録は既に遠くの彼方に眺められる。それの改装した人間記録も、可なりの彼方に眺められる。この距離感は、立場の移転を示す。 ....
蛸の如きもの」より 著者:豊島与志雄
集まっている。経営者の好みで、焼けビルの一階の広間を、日本酒に縁のある杉の木材で改装し、杉で作ったがらくた道具を置き並べた酒場だ。 常連だけで殆んど満員である....
生前身後の事」より 著者:中里介山
ではどうも調子が変だから、これを組み替えてもいいからもっと気の利《き》いたものに改装して出したいという相談の揚句にフト調べて見ると組み版が前に云ったように美濃紙....
潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
が、貴方に海の憬れを駆り立て、硝烟の誘いに耐えきれなくさせて、秘かにUR―4号の改装を始めたのでしたわね」 一九一五年五月、参戦と同時に、伊太利は海上封鎖を宣....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
だけは元気で無邪気でしたのに。大浦の天主堂は原子バクダンの被害をそう蒙らず、今は改装の手入れ中でしたが、彼が今もこの僧院にいるなら、否、どこの僧院で、どこの路上....
宝塚生い立ちの記」より 著者:小林一三
ろう。近頃のことはわからないけれども、私がやった頃は二、三千万円でできた。それを改装したりするのに、終戦後恐らく七、八千万円は使っているであろう。しかし今日でも....
アーニイ・パイルの前に立ちて」より 著者:小林一三
葬られ、帝劇会館の青写真は紙屑となって竹中工務店に寝ている。 帝劇を美麗宏壮に改装すべき夢は破れて、一度は情報局に徴用され、大政翼賛会に利用され、見る影もなき....
神戸」より 著者:古川緑波
、洋食に近いような味でないのが、嬉しい。 此の店、階下を、流行のギョウザの店に改装し、これも中々|流行《はや》っている。 支那料理の話になったら、神戸は本場....