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「改進党〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

改進党の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
近時政論考」より 著者:陸羯南
一層精しく講究せり。吾輩はこの論派の代表者を挙ぐるあたわざれども、二、三年の後、改進党なるものを組織したる人はたいていこの派に属せしがごとし、彼らは戦争よりも貿....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
たこともあり、大蔵省の収税吏として官員生活を送ったこともあり、政治に興味を持って改進党に加盟したこともあり、民間に下ってからは植松家伝の処方によって謹製する薬を....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
た。準平は四十四歳、保は二十五歳の時である。 この時東京には政党が争い起った。改進党が成り、自由党が成り、また帝政党が成って、新聞紙は早晩これらの結党式の挙行....
平凡」より 著者:二葉亭四迷
の政界の事情は些《ちッ》とも分っていなかった。自由党は如何《どう》いう政党だか、改進党と如何《どう》違うのだか、其様《そん》な事は分っているような風をして、実は....
旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
こしでももっていたためか、選挙時にはゴタゴタしていた。 ――日本橋区選出議員は改進党の藤田茂吉《ふじたもきち》氏だったが、その後|楠本正隆《くすもとまさたか》....
生前身後の事」より 著者:中里介山
主筆田川氏は大隈系の秀才であり、田川主筆の次席大谷誠夫君は一時円城寺天山あたりと改進党党報の記者をしていたこともあり、編輯氏の山本移山君また四国に於て進歩系の有....
田沢稲船」より 著者:長谷川時雨
、踊の師匠眉山、町家の女房柳浪。 それからね、衆議院議員見立には、山田美妙斎は改進党の島田しゃべ郎(三郎)よ。偉いのは田辺竜子と小金井貴美子と、若松|賤子《し....
三十年前の島田沼南」より 著者:内田魯庵
れた文部|権大書記官の栄位を弊履の如く一蹴して野に下り、矢野文雄や小野梓と並んで改進党の三|領袖として声望隆々とした頃の先夫人は才貌双絶の艶名を鳴らしたもんだっ....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
日 衆議院本会議 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題になりました改進党並びに両社会党の共同提案による吉田内閣不信任案に対し賛成の意を表明せんとす....
雑木林の中」より 著者:田中貢太郎
明治十七八年|比のことであった。改進党の壮士|藤原登は芝の愛宕下の下宿から早稲田の奥に住んでいる党の領袖の処へ金....