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放却
「放却〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「学問の独立」より 著者:福沢諭吉
もに嫌忌《けんき》せずして勝手に唱えしめ、ただ一身の自家宗教を信ぜずして、これを
放却《ほうきゃく》するの外に方略あるべからず。 首領の心事と地位と、実に偏党な....
「学者安心論」より 著者:福沢諭吉
欲するにすぎず。区々たる政府の政《まつりごと》に熱中奔走して、自家の領分はこれを
放却して忘れたるが如し。内を外にするというべきか、外を内にするというべきか、いず....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
言うべし。なおはなはだしきはいまだ新の信ずべきものを探り得ずして早くすでに旧物を
放却し、一身あたかも空虚なるがごとくにして安心立命の地位を失い、これがためついに....