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放熱
「放熱〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
放熱の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
イツはバクテリヤを食べたのである。 次に動力は貴重な石炭は使わなくとも、地下に
放熱物体――ラジウムとかウラニウム――があって、地殻が熱くなっているのであるから....
「白妖」より 著者:大阪圭吉
手が舌打ちした。 退屈が自動車の中から飛び去った。速度計は最高の数字を表わし、
放熱器からは、小さな雲のような湯気がスッスッと洩れては千切れ飛んだ。車全体がブー....
「藤棚の陰から」より 著者:寺田寅彦
い。しかしたぶんこうではないかと思われた。夏じゅうは昼間に暖まった甕の水が夜間の
放熱で表面から冷え、冷えた水は重くなって沈むのでいわゆる対流が起こる。そのおかげ....
「破片」より 著者:寺田寅彦
て記録したことがあって、その結果を見せてもらったことがある。それが、日照とか夜間
放熱とか気温とか風当たりとかそういう単なる気象的条件の差異によってこれらの遅速を....
「やんちゃオートバイ」より 著者:木内高音
イは、どこまでも孤児をもらうのだと言い張りました。ピイピイ、ラッパを鳴らしたり、
放熱器からポトポト涙を流したりして、言いつづけるものですから、ポピイは、しまいに....
「神サマを生んだ人々」より 著者:坂口安吾
いうようなものに心をひかれているのです。川野先生のお話を伺うに、先生は教祖の掌の
放熱をうけると大そうスーッとして軽くなると仰有る。また、教祖はいろいろ治病の実績....
「雪」より 著者:中谷宇吉郎
クリートの上をとんとんと踏んでいる。慌《あわ》てて暖い室へ逃げ帰って、スチームの
放熱器に腰をかけて暖まるのである。 こんな騒ぎをしてやっと顕微鏡写真をとること....
「雪雑記」より 著者:中谷宇吉郎
リートの上をとんとんと踏んでいる。慌《あわ》てて暖い部屋へ逃げ帰って、スチームの
放熱器に腰をかけて暖まるのである。 こんな騒ぎをしてやっと顕微鏡写真をとること....