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放生会
「放生会〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
放生会の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「小春の狐」より 著者:泉鏡花
は、これ。(や、爺い……その鮒をば俺に譲れ。)と、姉さんと二人して、潟に放いて、
放生会をさっしゃりたそうな人相じゃがいの、ほん、ほん。おはは。」 と笑いながら....
「鯉」より 著者:岡本綺堂
殺生だ。」 「きょうはわたくしの志す仏の命日でござります。どうぞわたくしに免じて
放生会をなにぶんお願い申します。」 和泉屋は蔵前の札差で、主人の三右衛門がここ....
「卵塔場の天女」より 著者:泉鏡花
がわりになったでしょうよ。この花瓶がですよ。でも、あの人の無事のお祈りのために、
放生会をして行きましょう。昨日は大きな鮒を料理りましたから。」 持てとも言わず....
「奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
。すでに述べた文覚江の島参籠と、時政願成就院の建立のほかに、六月二十八日には鶴岡
放生会を引き上げて泰衡征伐の祈祷をなし、二十九日には愛染明王の像を武蔵の慈光山に....
「春雪の出羽路の三日」より 著者:喜田貞吉
後世では金沢一郷のみがその氏子たるに過ぎなくなった。八幡宮はその宗社石清水に古く
放生会が行われたほどで、ことさらに殺生を忌まれ、また触穢の禁忌のやかましい社なの....