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放鷹
「放鷹〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
放鷹の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
裏坂のほうから、ここへ降りて来る狩支度の二人づれが見える。 ひとりは、左の拳に
放鷹を据え、獲物を入れる網ぶくろを、大小と反対のほうへ提げ、うしろに、敏こそうな....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
、諸芸諸能の道となせば、万事に於てわれに師なし の流儀で、他の余技、書道も茶も
放鷹も蹴鞠も彫刻も、やったものと思われる。だから彼の画はどこまで、彼の知性を単に....
「柳生月影抄」より 著者:吉川英治
守の跡をついで将軍師範であった十兵衛|三厳は、ある年、郷里の柳生にあって、野外に
放鷹中、忽然と、急病で死んだ。 慶安三年の三月。寿、わずか四十四。ある者は、草....
「エタ源流考」より 著者:喜田貞吉
之儀、殺生御停止に候間、相|止候様餌さし三十四人え申渡、証文申付候。 とある。
放鷹の事が廃せられて、扶持を失った餌差らが、他の職業なくしてたちまち飢※に逼った....