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「政事〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

政事の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
近時政論考」より 著者:陸羯南
今回当選の幸を得て帝国議会の議員となる人々は往々この党籍に在り、かかる人々はみな政事上に定見ありてもって党籍に入るものならん、しかしてその定見が必ず党議と相合す....
天主閣の音」より 著者:国枝史郎
いた。お半の方を得て以来は、両者は一層酷似した。玄宗皇帝が楊貴妃を得て、すっかり政事に興味を失い、日夜歓楽に耽ったように、宗春も愛妾お半の方を得て、すっかり藩政....
名人長二」より 著者:三遊亭円朝
代の将軍にて、文恭院様と申す明君にて、此の時御年四十六歳にならせられ専ら天下の御政事の公明なるようにと御心を用いらるゝ折※でございますから、容易には御裁許遊ばさ....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
治|生涯を賭してまで擁立しようとした一橋慶喜は将軍の後見に、越前藩主|松平春嶽は政事総裁の職に就くようになった。これまで幕府にあってとかくの評判のあった安藤対馬....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
攘夷の血祭りとした事実となってあらわれたのである。かねて公武合体の成功を断念し、政事総裁の職まで辞した越前藩主はこの形勢を黙ってみてはいなかった。同じ公武合体の....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
次ごうとしなかった。京都はあっても、ないも同様だ。主権|簒奪の武将が兵馬を統べ、政事上の力は一切その手にゆだねられていた。 このことは、しかし在留する外人の次....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
鬼か知らず、廟内で罪人を拷問するような声がきこえるという噂も伝えられた。 参知政事の梁粛は、若い時にこの郷の※馬嶺というところに住んでいた。彼は挙子となって他....
連環記」より 著者:幸田露伴
王安石・三蘇の名に掩われて、今は知る者も少い。淳化三年進士及第して官に任じて、其政事の才により功を立てて累進して丞相に至り、真宗の信頼を得、乾興元年には晋国公に....
余裕のことなど」より 著者:伊丹万作
。生活の中に、行動の中に、血液の中にそれらを溶かしこんでいたのだ。それだからこそ政事の中に、風流が出てきたり、合戦の最中にもののあわれが出てきたりしても少しもお....
銅銭会事変」より 著者:国枝史郎
またもや駕籠へ乗り、以前の道を帰って来たのさ……。さあ改革だ! 建て直しだ。いい政事をしなけりゃならない」 だが不幸にも家治将軍は、その後間もなく逝去した。田....
露の答」より 著者:坂口安吾
豪快華美なること今日の如くに人心のコセコセした時代の量見では推量もつきません。行政事務は各※専門の次官にまかせ大風呂敷をひろげて天下国家をコンパスでひいた円のよ....
ねじくり博士」より 著者:幸田露伴
ますよ、社会を直線ずくめに仕たがるのには困るよ。チト宇宙の真理を見ればよいのサ。政事家は政事家で、自己の議論を実行して世界を画一のものにしようなんという馬鹿気て....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
である。朝権に対抗する力は今では鎌倉に代表されているのである。そういうお心からの政事方面の院のお振舞は、私の与り知りえぬところである。しかし何よりもお歌にそのお....
空中征服」より 著者:賀川豊彦
、執務能率に準じて能率賞与を与える利率を定めることであった。 米国ではすでに市政事務引受会社があることだから、日本でも事務引受の会社があってもよさそうなものだ....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
オオミタカラの語、右の良人以外に、「百姓」「公民」などの訓にも用いられている。「政事要略」には、「大御財」の文字をあて、後のこれを解するもの、百姓すなわち農民は....