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政党政治
「政党政治〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
政党政治の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「長谷川君と余」より 著者:夏目漱石
《つう》がった陋悪《ろうあく》な分子を一点も含んでいなかった。余は固《もと》より
政党政治に無頓着《むとんじゃく》な質《たち》であって、今の衆議院の議長は誰だった....
「近時政論考」より 著者:陸羯南
りきたるものなるや明白なり。しかれどもその旨とするところはただ藩閥政治を攻撃して
政党政治を立つるにあり、しかしてこの目的を達するには理論上の異同を棄てて事実上意....
「天災と国防」より 著者:寺田寅彦
営物が今度の試験でみごとに落第したと見ることはできるであろう。 小学校建築には
政党政治の宿弊に根を引いた不正な施工がつきまとっているというゴシップもあって、小....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
が峠を越えて、世の中は自由主義の世界になったと一時云われた。けれども、ブルジョア
政党政治の必要が強調されたり、議会政治の悪化が説き始められたりするようなブルジョ....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
るブルジョア的となるのである。 ブルジョア新聞はブルジョア経済的及びブルジョア
政党政治的利害によって制約されるだけではない、もはや経済的にも
政党政治的にも直接....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
り秘密裏に行なわれた意外な現象だったので、政権を横取りされたような気持ちになった
政党政治家達が、之は国維会という官僚のブロックの陰謀と策動が成功したものだと叫び....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
とが挙国一致単一政党を組織することになったにしても、それも亦諸君の勝手で、序でに
政党政治のために祝辞を述べておいても構わないのだが、併しあくまで忘れて貰っては困....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
例の広田首相の「自由主義」排撃をば彼らの職業意識からして、あくまで議会政治排撃や
政党政治否定のことらしく思い込んでいる。それで彼等は、自由主義の否定がこういう最....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
汚くしたような老失業者と、バルフォア卿にそっくりの非番のバス運転手とが、ひねもす
政党政治と競馬との紳士的討論にふけっているに相違ない。そしてハイド公園の権威ある....
「インテリの感傷」より 著者:坂口安吾
たがって、日本の政党は、共産党は第一に、然し、すべてが落第だと思っている。日本の
政党政治家は、自由人ではないのである。 政治家の資格審査は、いかなる政策に賛成....
「近衛内閣の常識性」より 著者:戸坂潤
ろうか。民衆の現代常識は勿論祭政一致主義によっていたく刺激された。それから国民の
政党政治的関心は反議会的態度によって甚だしく挑発された。だが一般民衆にとっての反....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
載記事である。 明治維新以後薩長が維新の功に驕っていわゆる藩閥横暴となった事が
政党政治招来の大原因となり、政党ひとたび力を得るやたちまちその横暴となって間もな....