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政商
「政商〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
政商の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鏡心灯語 抄」より 著者:与謝野晶子
て党人と称する人々の大多数は、廉恥も識見もない野人でなければ私欲と猾智とに富んだ
政商の徒であると思っている。全日本人の生活の一表現である政治を党人と称する彼ら少....
「明治美人伝」より 著者:長谷川時雨
したことはあるまい。恰度《ちょうど》前代の社交が吉原であったように、明治の政府と
政商との会合は多く新橋、赤坂辺の、花柳明暗《かりゅうめいあん》の地に集まったから....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
だ。海舟はフシギがって、 「どこかで戦争がはじまったかエ?」 「実は昨夜八時ごろ
政商加納五兵衛が仮装舞踏会の席上何者かに殺害されました。当夜の会には閣僚はじめ各....
「勧善懲悪」より 著者:織田作之助
屋へ雇われたが、無気力な奉公づとめに嫌気がさして、当時大阪で羽振りを利かしていた
政商五代友厚の弘成館へ、書生に使うてくれと伝手を求めて頼みこんだ。 五代は丹造....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
の点、素姓も明瞭だし、また、彼が身分の低い一|雑色から、大成金となり、やがて時の
政商にまでのし上がった経路の史料もかなりある。今までに「新・平家」の上で書いた彼....