政治家[語句情報] »
政治家
「政治家〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
政治家の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「玄鶴山房」より 著者:芥川竜之介
や姑の居間よりも遥《はる》かに重吉には親しかった。彼は一時は知事などにもなった或
政治家の次男だった。が、豪傑肌の父親よりも昔の女流歌人だった母親に近い秀才だった....
「河童」より 著者:芥川竜之介
ょうぼう》していた政党だったのです。
「クオラックス党を支配しているものは名高い
政治家のロッペです。『正直は最良の外交である』とはビスマルクの言った言葉でしょう....
「路上」より 著者:芥川竜之介
げんじゃ》に相違ないと云う事、初子の父の栗原は彼の母の異腹《はらちがい》の弟で、
政治家として今日の位置に漕《こぎ》つけるまでには、一方《ひとかた》ならず野村の父....
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
歯痛などは世界の歴史には没交渉であろう。しかしこう云う自己欺瞞は民心を知りたがる
政治家にも、敵状を知りたがる軍人にも、或は又財況を知りたがる実業家にも同じように....
「或る女」より 著者:有島武郎
いちばん多数の人が集まった。外国人だけの団体から田川のほうに来る人もあり、日本の
政治家実業家連はもちろんわれ先にそこに馳《は》せ参じた。そこからだんだん細く糸の....
「弓町より」より 著者:石川啄木
。「――新体詩人です」といって、私を釧路の新聞に伴れていった温厚《おんこう》な老
政治家が、ある人に私を紹介した。私はその時ほど烈しく、人の好意から侮蔑を感じたこ....
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
見張らねばならぬ。かくて神学者は専制政治の型に則って神人の関係を案出した。かくて
政治家は神人の例に則って君臣の関係を案出した。社会道徳と産業組織とはそのあとに続....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
ロッパということを唱導しまして、フランスのブリアン、ドイツのストレーゼマンという
政治家も、その実現に熱意を見せたのでありますが、とうとうそこまで行かないでウヤム....
「良夜」より 著者:饗庭篁村
まじと俄かに気強くなりて、密かに我腕を我と握りて打笑みたり。この頃の考えには学者
政治家などという区別の考えはなく、豪傑英雄という字のみ予が胸にはありしなり。さり....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
由を得た(すなわちナポレオン一世がエルバ島を脱出したことを指す)由なるも、自分は
政治家でないから別に心配もしない。しかし、多分欧洲の時局に大影響があるだろう」と....
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
である。彼は遠方に住居を変えて、学校で教えるかたわら法律を勉強し、弁護士になり、
政治家に転じ、選挙運動に奔走し、新聞に寄稿もし、ついに民事裁判所の判事になったと....
「北海道に就いての印象」より 著者:有島武郎
ろうとしつゝあるようだ。あの特異な自然を活かして働かすような詩人的な徹視力を持つ
政治家は遂にあの土地には来てくれないのだろうか。 最初の北海道の長官の黒田とい....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
。一国の総理が、憲法を勝手に解釈し、その規定を無視するがごとき行動は、まさに専制
政治家の態度というべきであります。また、吉田内閣は、これのみにとどまらず、警察法....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
のである。 二、早大生のころ 大正五年、府立三中を出た私は『早稲田大学に入って
政治家になりたい』と父にいったところ、えらくしかられた。父は『
政治家というものは....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
が昭和維新を進展せしむる原動力となる。しかしてかくの如き厖大な兵器の生産は宜しく
政治家、経済人に一任すべく、軍部は直接これに干与することは却って迫力を失う事とな....