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政派
「政派〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
政派の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「近時政論考」より 著者:陸羯南
仇敵の関係を有す。しかりといえども沿革の関係は争うべからざるものあり、自由派と帝
政派とは国権論においてはなはだ相近かりき。自由派の代表者たる板垣氏の著『無上政法....
「暗黒公使」より 著者:夢野久作
かし内務省の指揮命令は、いつも政党の利害を本位としております。司法権はいつも政党
政派の上に超越さしておかなければ、現にこのような場合に……」 「……いけないッ…....
「恋の一杯売」より 著者:吉行エイスケ
をするのだった。 赤色旗|飜える下、さすが悪い気持ちではない。いまでは少数の帝
政派も日本に駆逐されてしまって新にバイカル湖畔から輸送された泥人形と、コーカサス....
「放浪の宿」より 著者:里村欣三
うな素足の露西亜人をよく掴まえては吹っかけて、『ボルシェビキーは|好き』だの『帝
政派は|嫌いだ』だのと、まるで鶏の尻から臓腑をひき出すような手付で、無我夢中で興....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
つまり「国民を基礎としている」内閣か。これは簡単には決定出来ない関係で、一体政党
政派を超越した内閣が「国民に基礎をおく」ということはどういうことか、よほどよく考....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
表的人物)がはいってきたほどの騒ぎをきたしたであろう。けれども、四、五の共和的王
政派の人々は、この正教的な社会のうちにはいることを特別に許されていた。ブーニョー....
「選挙漫談」より 著者:黒島伝治
彼等は誰れに一票を投ずべきかを、ひとりでゞ自覚するのである。 演説会 民
政派の演説会には、必ず、政友会の悪口を並べる。政友会の演説会には、反対に民政党の....
「学問の独立」より 著者:福沢諭吉
なはだしきは医学士が病者を診察するにも、寺僧または会席の主人が人に座を貸すにも、
政派の敵味方を問うの奇観を呈するにいたるべし。社会親睦、人類相愛の大義に背くもの....
「上海」より 著者:横光利一
子の粉。秘密な波を垂れ下げたカーテンの暗緑色。――ふと甲谷はこの重厚なロシアの帝
政派の巣窟、パーテルは、今は自分の快活さに不似合なことに気がついた。眼につく一切....